留学にかかる費用と滞在方法は

留学にかかる費用は、滞在国や通う学校、滞在方法、などによって異なってきます。

例えば、高校や大学までの、交換留学などですと、期間が概ね1年程度のことが多く、また学生寮やホームステイなどの滞在方法が多いことから、比較的安価だと言えます。入学金なども特に取られないことも多いです。

具体的には、大学の場合は日本の私立大学の学費プラス、日本で一人暮らしをする場合の生活費で賄える範囲です。高校の場合は、日本で公立の学校に自宅から通っている場合には、それよりは若干費用がかかるでしょうが、高校生のほうがホームステイをしたり、寮でも他の学生とルームシェアしたりといったケースが多いため、現地での滞在費は大学生以上の留学に比べて若干低くなるケースが一般的には多いです。

学生寮で個室まで他人とシェアが普通かどうかは、滞在国によります。一般的には、英語圏ではアメリカでは行われますが、オーストラリア等では個室が基本です。ただし、オーストラリアの学生寮は基本的には男女で建物やフロアは分けません。個室にはもちろん鍵もありますが、キッチンやランドリー、バスルーム、トイレなどは共有です(バス等はもちろん利用時には鍵をかけられます)。その点が気になる場合は自分でフラット等を探すことになります。この場合でも、戸建住宅や部屋数の多いフラットをシェアすることが多く、女性限定、男性限定となると相当探しにくく、費用が上がることは想定しておいたほうが良いでしょう。

大学院への留学になると、滞在方法は、国によっては一人部屋のフラットを借りることが多くなります。特に都市部ではその傾向が強まります。また、大学院への留学は学費も高めですので、全体的な費用は高校や大学などより高くなりがちです。 留学中の滞在方法には大きく分けて、ホームステイ、フラットなどのシェア、学生寮、個室の賃貸住宅等になります。

このうちどれが主流かは、国だけではなく、学校が存在する場所が都市部なのかにも大きく左右されます。 ちなみに、この場合で言うホームステイとは、短期のショートステイ以外では、一般家庭に多少の金銭を支払って間借りする、いわゆる下宿タイプが一般的です。

学生寮は、学内または近辺に土地を確保しやすい地方都市の大学では十分な数が確保されていますが、都市部ではそうでないこともあります。その場合、自力で賃貸住宅等を探すことになります。大都市以外では単身者用の賃貸住宅を探すよりも、建物をシェアする形が多くなります。この場合、特に性別を問わないことが多いので、入居を決める前にエリアの治安、同居する人の人柄や男女の構成比、個室の鍵の状況などを確認して物件を決めるほうが良いでしょう。